絶対座標・相対座標・極座標を使い分ける
要点
絶対座標は原点からの場所、相対座標は直前の点からの移動量、極座標は距離と角度です。何を基準にしているかで使い分けます。
こんな人向け
数字を入力したのに想定と違う場所へ線が伸びる方。
基本を理解する
原点は座標の基準になる0,0の位置です。通常の2Dの座標系では、Xが横、Yが縦を示します。相対座標の@100,50は前の点からXへ100、Yへ50移動した点です。相対極座標の@100<30は前の点から距離100、角度30度の点です。角度の基準方向や正方向は図面の設定によって変わります。
操作手順
- 練習図面を用意し、ダイナミック入力をF12でオフにします。ここではコマンド欄に入力します。
- LINEを開始し、始点に0,0を入力します。
- 次の点に@100,0、続けて@0,50を入力します。
- Enterで終了し、横100・縦50の折れ線になったか確認します。
図で確認
実際の例
ある角が500,200なら、そこから右へ100の点は絶対座標600,200でも相対座標@100,0でも表せます。部品の途中の寸法は相対座標を使うと足し算を減らせます。
実務で試す:絶対位置と移動量を区別する
X=100、Y=200の点から、右に300・上に100進むと、次の点はX=400、Y=300です。
- 座標系と入力方式を確認し、始点の位置を決めます。
- 相対入力 @300,100 で次の点を指定します。
- 終点の座標と始点からの差を確認します。
結果の確認ポイント
ここでの300と100は終点の絶対座標ではなく移動量です。ダイナミック入力の表示に迷ったら、コマンド欄の入力要求を確認します。
学習用の例です。まずコピーした図面で試し、現在の設定を控えてください。CAD実機での検証は未実施です。
よくある失敗
ダイナミック入力が有効なときは入力の解釈が異なる場合があります。絶対入力は#、相対入力は@の明示を意識し、コマンド欄の値を確認します。
それでも解決しない場合
現在のUCS(作図の基準となる座標系)と角度の設定を確認します。測量図などの原点を勝手に動かさないでください。
公式資料・確認範囲
資料確認:2026年10月4日。操作は主に AutoCAD / AutoCAD LTのデスクトップ版(Windows) を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。 操作例は編集部作成で、CAD実機での検証は未実施です。