線をあと50延ばす・全長1000にする|LENGTHENの使い分け
LENGTHENの増分(Delta)は今の長さへ足す量、全長(Total)は完成後の長さを指定します。どちらも変更したい端に近い位置を選ぶのがポイントです。
こんなときに使えます
線を決まった量だけ伸ばしたい方や、境界を描かずに長さを揃えたい方。
まずは仕組みを見てみましょう
EXTENDは境界まで伸ばすときに便利ですが、LENGTHENなら長さを直接指定できます。たとえば900の線を1000にしたい場合は、増分100でも全長1000でも考えられます。「増やす量」と「出来上がり」を区別すると入力ミスを減らせます。ここでの数値は図面単位で、mm図面なら50は50mmです。
実際に試してみましょう
- コピーした練習図面で線分を選び、プロパティで現在の長さを確認します。
- LENGTHENと入力し、増分(Delta)を選びます。プロンプトに従い、延ばす量として50を入力します。
- 動かしたい端点に近い位置で線分をクリックします。反対側の端を基準に長さが変わったか確認し、Enterで終了します。
- 別の線を全長1000に揃える場合はLENGTHENを再実行し、全長(Total)を選んで1000を入力します。
- 変更したい端に近い位置を選んで終了し、プロパティで完成後の長さを確認します。
短くする場合は?
増分には負の値も使えます。たとえば増分-50なら50短くする指定です。元の線より長い量を削るような極端な値ではなく、残す長さを確認してから試します。境界に合わせて切る作業ならTRIMの方が分かりやすい場面もあります。
たとえば、こんな使い方
長さ900の線をあと50だけ延ばすなら、増分50で長さ950を目指します。一方、長さ900でも1200でも全長1000へ揃えたいなら、全長1000を指定します。小さな数値だからと目測でドラッグせず、変更後の長さも確認しましょう。
実務で試す:少ない図形で違いを確かめる
説明に沿って練習用のコピーで試す課題です。
- コピーした練習図面で線分を選び、プロパティで現在の長さを確認します。
- 別の線を全長1000に揃える場合はLENGTHENを再実行し、全長(Total)を選んで1000を入力します。
- 変更したい端に近い位置を選んで終了し、プロパティで完成後の長さを確認します。
ここまでできたら確認してみましょう
期待した変更と実際の状態を比べます。図面全体へ使う前に、設定値や対象の選び方を確認しましょう。
練習用の例です。図面のコピーを用意して、今の設定を控えてから試しましょう。
つまずきやすいポイント
全長1000にしたいのに増分へ1000を入れると、元の長さに1000を加えてしまいます。また、クリックした位置に近い端が変わるため、選ぶ側を間違えると残したかった端が動きます。
うまくいかないときは
長さが変わらない場合は図形の種類を確認します。閉じた図形はLENGTHENの対象になりません。長方形や閉じたポリラインを、この線分の例と同じように変更できるとは考えず、形に合った編集方法を選びましょう。
公式資料・確認範囲
資料確認:2026-10-17。操作は主に AutoCAD 2026デスクトップ版の公式資料を参照。ここでは2Dの線分で説明 を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。
