MOVE|基点を決めて正確に移動する
結論
MOVEは図形の形と大きさを変えずに移動します。「つかむ点」と「置く点」を決めると正確に配置できます。
こんな人向け
MOVEを初めて使う方、図形を移動する操作を正確に行いたい方。
このコマンドは何をするものか
基点は移動するときの持ち手です。目的地との差が移動量になります。机の角を壁の端に合わせるように、既存の端点や交点を使うと数値の計算を減らせます。
一番簡単な使い方・操作手順
- MOVEを入力し、移動する図形を選びます。
- Enterで選択を確定します。
- 図形上の角など、合わせたい基点を指定します。
- 移動先の点を指定します。右へ500単位ならコマンド欄に @500,0 と入力します。
実際の例
通り芯から柱を200mmずらす場合、mm図面で基点を指定して@200,0と入力します。複数の部品を一緒に選べば相互の位置関係は保たれます。
実務で試す:部品の角を基準線に合わせる
机や設備の外形を、指定した基準点へ移します。図形の中心ではなく、配置の基準となる角を使う練習です。
- 部品を構成する図形をすべて選び、MOVEを実行します。
- 部品の角を端点スナップで基点にします。
- 移動先の基準線の端点を指定します。
結果の確認ポイント
角が目標点に一致し、部品の幅・奥行きが変わっていないことを確認します。必要な文字や寸法を選び忘れていないかも見ます。
学習用の例です。まずコピーした図面で試し、現在の設定を控えてください。CAD実機での検証は未実施です。
よく使うオプション
変位は移動の方向と距離をまとめて指定する考え方です。まずは基点と2点目の方法を使うと確認しやすくなります。
よくある失敗
選択を確定するEnterを忘れると、基点のつもりのクリックが追加選択になります。コマンド欄が何を求めているかを読みます。
それでも解決しない場合
動かせない場合は画層のロック、ブロックや外部参照の内部図形ではないかを確認します。
もっと速く操作する方法
端点スナップと交点スナップを使い、目測で置き直す回数を減らします。複写も同じ基点の考え方です。
公式資料・確認範囲
資料確認:2026年10月4日。操作は主に AutoCAD / AutoCAD LTのデスクトップ版(Windows) を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。 操作例は編集部作成で、CAD実機での検証は未実施です。