線・オブジェクトを選択できない
まずEscで現在の操作を終了し、対象をクリックします。「選べない」のか「選べるが編集できない」のかを分けて確認してください。
こんな人向け
「線・オブジェクトを選択できない」という症状の原因を、順番に切り分けたい方。
考えられる原因
原因1|違う空間を操作している
レイアウトの用紙側から、窓の中に見えるモデルの線を直接選ぼうとしていませんか。対象がモデルにある場合はビューポート内をダブルクリックして入ります。
原因2|ブロックや外部参照の中の線
クリックすると周囲もまとめて選ばれるなら、ひとつの部品として登録された図形かもしれません。プロパティで種類を確認します。
原因3|選択前後の設定・画層ロック
選択後にコマンドを実行すると選択が無視される場合はPICKFIRSTを確認します。選択できても動かない場合は画層ロックを調べます。ロックされた図形も選択自体はできるため、症状を区別します。
操作手順
- Escを2回押し、通常の選択状態に戻します。
- 対象をクリックし、プロパティに図形の種類が表示されるか確認します。
- モデル・ペーパー空間、ブロック・外部参照の違いを確認します。
- 事前選択だけが効かない場合はPICKFIRSTの現在値を控え、1にして再確認します。
実際の例
椅子の脚だけを選んだつもりで椅子全体が選ばれるなら、ブロックである可能性があります。分解する前に、ブロック定義を編集すべきか確認します。
実務で試す:選択と編集を分けて調べる
受領図面で一本の線だけを動かせない場面を想定します。選択される単位を先に観察します。
- Escで操作を終了し、対象を1回クリックします。
- プロパティに線・ブロック参照・外部参照のどれが出るか確認します。
- 同じ図面に練習用のLINEを描き、そちらが選べるか比べます。
結果の確認ポイント
練習線は選べるなら、全体の選択設定より対象の種類や空間を先に調べます。選べるが動かない場合は画層ロックを確認します。
学習用の例です。まずコピーした図面で試し、現在の設定を控えてください。CAD実機での検証は未実施です。
よくある失敗
画層ロックを一括解除すると、触るべきでない基準図形まで変更できてしまいます。必要な画層だけを確認します。
それでも解決しない場合
新規図面で自分が描いたLINEを選べるか試します。特定の受領図面だけなら、図形の種類や参照状態を提供元に確認してください。
公式資料・確認範囲
資料確認:2026年10月4日。操作は主に AutoCAD / AutoCAD LTのデスクトップ版(Windows) を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。 操作例は編集部作成で、CAD実機での検証は未実施です。