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AutoCAD よくある質問(FAQ)

ポリラインの線の太さを太くする方法|PEDIT・PLINEWID

作図・ハッチングのTips一覧
まずはここを見てみましょう

今あるポリラインを太くするなら、プロパティの「グローバル幅」かPEDITを使います。これから描く線の幅はPLINEWIDで設定できます。まずは、どちらを変えたいか選びましょう。

こんなときに使えます

「ポリラインの線の太さを太くする方法|PEDIT・PLINEWID」で困っている方。今の症状を見ながら、ひとつずつ確認していきましょう。

まずは仕組みを見てみましょう

ポリラインの幅は、図形自体の横幅です。作図単位で指定するので、1単位=1mmの図面で幅2ならモデル上の幅は2mmになります。一方、「線の太さ」は印刷用の線幅を管理する設定です。目的を決めてから、変更する項目を選びましょう。

実際に試してみましょう

  1. 太くしたい2Dポリラインを選択します。
  2. Ctrl+1でプロパティを開き、図形の種類がポリラインか確認します。
  3. ジオメトリの「グローバル幅」に2などの値を入力します。
  4. 選択を解除して、全区間が同じ幅になったか確認します。区間ごとの幅を残したい場合は、一括変更する前に元の値を確認してみましょう。

幅と線の太さ、どちらを変更する?

今の状態・目的確認する設定
図面上で一定幅の帯を描きたいグローバル幅/PEDIT。数値は作図単位です。
これから描くポリラインの幅を揃えたいPLINEWID。既存図形には反映されません。
紙に出す線を0.25mmなどに揃えたい線の太さ/画層/印刷スタイル。幅のあるポリラインとは分けて管理します。
高さ方向へ厚みを付けたい厚さ。2Dの横幅を変える項目ではありません。

PLINEWIDで新しいポリラインの幅を変更する

  1. コマンドラインに PLINEWID と入力してEnterを押します。
  2. 表示された現在値を控え、2 を入力してEnterを押します。
  3. PLINE で新しく線を描き、プロパティで幅を確認します。
  4. 初期値へ戻す場合は、もう一度 PLINEWID を実行して 0 を入力します。

正式な変数名は PLINEWID です。「PLINEWIDTH」ではありません。値は図面に保存され、既存のポリラインは変更されません。PLINEの幅オプションで別の値を指定した場合も、次の作図前に設定を確認しましょう。

よくあるつまずき

PLINEWIDを変えても、今ある線が太くならない

新規作図の既定値だからです。既存の図形は選択し、グローバル幅またはPEDITで変更します。

0に戻したのに太い線が残る

既存図形の幅は残っています。その図形のグローバル幅を確認してください。幅0でも線の太さや印刷スタイルによって太く見える場合があります。

印刷用の線の太さが反映されない

幅を持つポリラインでは幅が優先されます。線の太さで管理したい図形は、意図した形状を確認してから幅を0にし、画層や図形の線の太さを設定します。

たとえば、こんな使い方

1単位=1mmのモデルで幅20の経路を描き、1:100で印刷すると、その図形幅は紙上で約0.2mmになります。幅のある図形は印刷尺度の影響を受けるため、画面で太く見えるだけで印刷結果を判断しないようにします。

実務で試す:幅0と幅2を並べて比べる

1単位を1mmとして扱う練習図面に、長さ100の水平な2Dポリラインを2本用意します。設計用の寸法ではなく、幅の違いを見るための例です。

  1. 1本目のグローバル幅を0、2本目を2にします。
  2. PLINEWIDを5に変更し、3本目をPLINEで描きます。
  3. 3本を個別に選び、既存の2本の幅が変わらず、新規の幅が5か確認します。
  4. PLINEWIDを元の値へ戻します。初期値に戻す場合は0です。

ここまでできたら確認してみましょう

グローバル幅の変更は選んだ図形、PLINEWIDの変更はこれから描く図形に効くことを確認します。

練習用の例です。図面のコピーを用意して、今の設定を控えてから試しましょう。CAD実機での検証は未実施です。

よく使うオプション

コマンド操作なら、PEDIT → Enter → 対象を選択 → W(幅)→ Enter → 2 → Enter → Enterで終了します。Wで与えた幅はポリライン全体に適用されます。

つまずきやすいポイント

プロパティの「厚さ」は3D方向の厚さです。平面上の線を太くする目的では「グローバル幅」を使います。また、3Dポリラインはこの2Dの幅設定と同じようには扱えません。

うまくいかないときは

図形の種類を確認してみましょう。LINEならPEDITで選択し、ポリラインへの変換を求められた場合は「はい」を選んでから幅を変更できます。ブロック内の線は、対象の内部図形を適切な編集方法で選ぶ必要があります。

慣れたら、こんな使い方も

同じ幅のポリラインを続けて作るときは、PLINEWIDを先に設定すると入力の繰り返しを減らせます。作業後は元の値へ戻しましょう。

公式資料・確認範囲

資料確認:2026-10-07。操作は主に AutoCAD / AutoCAD LT・Windows(2Dポリライン) を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。 操作例は編集部作成で、CAD実機での検証は未実施です。