モデル空間・レイアウト・ビューポートの違い
要点
モデル空間は実寸で描く場所、レイアウトは用紙を整える場所です。ビューポートはモデルを指定の倍率で見る「窓」です。
こんな人向け
レイアウトを開くと何を編集しているのか分からなくなる方。
基本を理解する
同じモデルを、平面図は1:100、詳細は1:20というように別の窓から見られます。用紙にある図枠と、窓越しに見えるモデルの線は所属する空間が違います。窓の中をダブルクリックするとモデル側、窓の外をダブルクリックすると用紙側へ戻ります。倍率を変えても元の図形の実寸は変わりません。
操作手順
- モデルで既知の長さの図形を実寸で作成します。
- レイアウトを選び、用紙サイズを設定します。
- ビューポートの枠を選択し、目的の標準尺度を指定します。
- 表示ロックを有効にし、レイアウトを通常1:1で出力します。
実際の例
mm図面の10mの壁は10000で描きます。1:100の窓を通すと、紙上では100mmになります。紙面の余白を整えるために元の壁をSCALEで縮める必要はありません。
実務で試す:同じモデルを二つの尺度で見せる
モデルを描き直さず、全体図と詳細図を紙面に置く考え方を学びます。
- モデルには実寸の図形を一つ用意します。
- レイアウトで表示する範囲と尺度を決めます。
- 詳細を見せたい場所は別のビューポートで拡大して見せます。
結果の確認ポイント
モデルの図形を拡大複製する必要があるかを先に考えます。窓ごとの尺度、注記の読みやすさ、ロック状態を確認します。
学習用の例です。まずコピーした図面で試し、現在の設定を控えてください。CAD実機での検証は未実施です。
よくある失敗
用紙側の図枠とモデル側の図形を同じ感覚で動かすと、意図しない位置変更につながります。選択前に現在の空間を確認します。
それでも解決しない場合
枠が選べない場合は窓の外へ戻り、画層状態を確認します。印刷寸法が違う場合はPDF側の倍率も確認してください。
公式資料・確認範囲
資料確認:2026年10月4日。操作は主に AutoCAD / AutoCAD LTのデスクトップ版(Windows) を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。 操作例は編集部作成で、CAD実機での検証は未実施です。