塗りつぶしで文字が隠れるときは|ハッチングと表示順を整える
塗りつぶしが文字の前に重なっているときは、ハッチングを背面へ送るか、文字・寸法を前面へ移します。文字を作り直す前に表示順を確認してみましょう。
こんなときに使えます
ハッチングや塗りつぶしを追加した後、文字や寸法が読めなくなった方。
まずは仕組みを見てみましょう
図形が存在していても、重なり方で隠れて見えることがあります。表示順を変える方法なら、塗りつぶしを消さずに整えられます。ただし全体へ作用するコマンドなので、必要な一部分だけ直す場合はDRAWORDERで選んだ図形の順序を調整する方法も検討します。
実際に試してみましょう
- 図面のコピーを開き、問題の文字が存在することと、文字とハッチングが同じモデル空間またはペーパー空間にあることを確認します。
- 図面全体のハッチングを背面へ送ってよい場合、HATCHTOBACKと入力します。
- 文字や寸法をまとめて前面へ出したい場合はTEXTTOFRONTと入力します。
- 表示された選択肢から文字、寸法、引出線、すべてのうち必要な対象を選びます。
- 画面だけでなく印刷プレビューやPDFでも、必要な線・文字・塗りつぶしの重なりを確認して保存します。
たとえば、こんな使い方
部屋を色分けするソリッドハッチングで室名が隠れたなら、先にハッチングを背面へ送ります。寸法も隠れていればTEXTTOFRONTの対象を確認して前面へ出し、最終的なPDFを見て読みやすさを確かめます。
実務で試す:小さな図面で結果を比べる
原本を残して、練習用の図面で試しましょう。
- 図面のコピーを開き、問題の文字が存在することと、文字とハッチングが同じモデル空間またはペーパー空間にあることを確認します。
- 表示された選択肢から文字、寸法、引出線、すべてのうち必要な対象を選びます。
- 画面だけでなく印刷プレビューやPDFでも、必要な線・文字・塗りつぶしの重なりを確認して保存します。
ここまでできたら確認してみましょう
対象の図形と、変えたかった内容を同じかどうかを確認します。意図しない変化があれば元へ戻して、選択条件や点の指定を見直しましょう。
練習用の例です。図面のコピーを用意して、今の設定を控えてから試しましょう。
つまずきやすいポイント
HATCHTOBACKは選んだハッチングだけではなく、図面のハッチング全体が対象です。パターン、ソリッド、グラデーションに加え、ロックされた画層上のハッチングも変更されます。部分修正のつもりで使わないようにしましょう。
うまくいかないときは
ブロックや外部参照の中の文字は、TEXTTOFRONTで外側から個別に前へ出せません。また表示順は同じ空間内での操作です。画層の非表示、文字色、フォントなどが原因なら、それぞれの設定を確認します。
公式資料・確認範囲
資料確認:2026-10-16。操作は主に AutoCAD 2026デスクトップ版の公式資料を参照 を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。
