破線が実線に見える・線種が表示されない
まずここを確認
線種が本当に割り当てられているかを先に確認し、その後で線種尺度を調整します。レイアウトの問題ならPSLTSCALEも確認します。
こんな人向け
「破線が実線に見える・線種が表示されない」という症状の原因を、順番に切り分けたい方。
考えられる原因
原因1|線種がContinuousのまま
画層に破線を設定しても、図形側で実線に上書きしている場合があります。図形の線種がByLayerかを確認します。
原因2|模様の間隔が図形と合わない
線種尺度が大きすぎると短い線に隙間が現れず、小さすぎると画面上でつぶれて実線に見えます。
原因3|モデルとレイアウトで尺度の扱いが違う
PSLTSCALEはペーパー空間での線種の尺度調整に関係します。ビューポート尺度を変えた後の再生成も必要です。
操作手順
- 対象を選び、プロパティで線種と図形ごとの線種尺度を確認します。
- 画層で管理するならByLayerに合わせます。
- LTSCALEの現在値を控え、10倍または1/10など段階的に試します。
- レイアウトのPSLTSCALEも確認し、REGENALLで再生成してプレビューと比較します。
実際の例
短い隠れ線に長い破線パターンを割り当てると、隙間が1つも入らないことがあります。長い試験線を横に作ると模様が出るか確認しやすくなります。
実務で試す:モデルと紙面を並べて考える
モデルでは破線でも、レイアウトでは実線に見える場面を確認します。
- 対象の線種とオブジェクト側の線種尺度を記録します。
- モデル、レイアウト、PDFのどの段階で変わるか比べます。
- 線種尺度の設定は一つずつ変更し、再作図して比較します。
結果の確認ポイント
短い線だけが実線に見える場合は、模様が一周期入る長さかも確認します。最後は実際に使う紙面で判定します。
学習用の例です。まずコピーした図面で試し、現在の設定を控えてください。CAD実機での検証は未実施です。
よくある失敗
LTSCALEは図面全体に影響します。1本だけを直すために全体を変更せず、個別尺度との関係を調べます。
それでも解決しない場合
正常な線と問題の線のプロパティを比較します。読み込んだ線種定義と単位系の違いも確認してください。
公式資料・確認範囲
資料確認:2026年10月4日。操作は主に AutoCAD / AutoCAD LTのデスクトップ版(Windows) を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。 操作例は編集部作成で、CAD実機での検証は未実施です。