OFFSET|指定した間隔で平行線をつくる
結論
OFFSETは線の平行な複製や、円の同心円を作ります。元の図形、距離、作る側を指定します。
こんな人向け
OFFSETを初めて使う方、平行な線をつくる操作を正確に行いたい方。
このコマンドは何をするものか
平行移動と違い、形の内側・外側へ一定距離を保つ輪郭を作れます。複雑な形の内側では輪郭がぶつかることがあるため、どんな距離でも作れるわけではありません。
一番簡単な使い方・操作手順
- OFFSETを入力します。
- 距離を入力します。壁厚150mmのmm図面なら150です。
- 元になる線やポリラインを選択します。
- 新しい図形を作る側をクリックし、Enterで終了します。
実際の例
建物の壁芯から両側へ75mmずつOFFSETすると、幅150mmの壁線を作れます。交差部はTRIMやFILLETで整えます。
実務で試す:壁の厚みを一定にする
mm図面で一本の基準線から150離れた平行線を作り、壁の両面を表します。
- OFFSETの距離に150を指定します。
- 基準線を選び、壁を増やしたい側をクリックします。
- 拡大表示して、端部の位置と平行間隔を確認します。
結果の確認ポイント
元の線が残り、作成側と距離が意図どおりかを確認します。端部の仕上げはTRIMやEXTENDで別に整えます。
学習用の例です。まずコピーした図面で試し、現在の設定を控えてください。CAD実機での検証は未実施です。
よく使うオプション
通過点は指定点を通る位置に作成します。画層オプションは元の画層と現在画層の扱いを選びます。削除オプションは元図形を残すかを変えるので、実行前に確認します。
よくある失敗
半径50の円を内側へ100ずらすことはできません。図形の大きさより大きい内側距離を指定していないか確認します。
それでも解決しない場合
対象がブロックや外部参照の内部なら、元の線として直接扱えません。プロパティで種類を調べ、複製図面で編集方法を判断します。
もっと速く操作する方法
同じ距離を繰り返すときは複数オプションを利用します。壁厚をメモして距離の入力ミスを減らします。
公式資料・確認範囲
資料確認:2026年10月4日。操作は主に AutoCAD / AutoCAD LTのデスクトップ版(Windows) を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。 操作例は編集部作成で、CAD実機での検証は未実施です。