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AI・MCPとCAD

CADにMCPを導入する前に|必要な環境と接続の確認手順

AI・MCPでCADとつなぐのTips一覧
このページでわかること

最初に、使っているCADとAIアプリの対応条件を確認しましょう。次にCAD用の連携ツールを選び、説明書に沿って接続します。最初は、練習図面の情報を読むだけの小さな操作から始めると確認しやすくなります。

こんなときに使えます

MCPを試したいけれど、何をインストールして何と接続すればよいかわからない方。

まずは仕組みを見てみましょう

MCPには、同じコンピューター上でプログラムを動かす接続と、HTTPの接続先にアクセスする方法があります。AIアプリがどちらを使えるか、CAD用の連携ツールがどちらを提供するかで、設定が変わります。この記事は製品を選ぶ前の共通ガイドです。特定ツールのインストールコマンドや設定画面は、そのツールの公式説明書で確認します。

実際に試してみましょう

  1. CADの製品名・年版・OSと、AIアプリ名を記録します。
  2. 連携ツールの公開元、対応CAD、必要な追加ソフト、利用条件を確認します。
  3. ローカルで起動する方式か、リモートのURLへ接続する方式かを説明書で確認します。
  4. 説明書に沿ってAIアプリ側の接続設定と、CAD側の連携部分を用意します。
  5. 接続先から提供される操作の一覧が見えるか確認します。
  6. 練習図面で画層一覧や図形数などの読み取り操作を1つ試し、CADで直接確認した値と比べます。
  7. 変更処理へ進むときは対象・単位・変更範囲・保存先を指定し、結果を確認します。

導入前にそろえる情報

確認するもの見るポイント
CAD製品名・年版・OS。LISP対応だけでなく、連携ツールが必要とする機能も確認します。
AIアプリMCP接続の対応と、利用できる接続方式。設定方法はアプリの説明書を見ます。
CAD用連携ツール公開元、対応環境、提供する操作、起動・終了方法、図面へのアクセス範囲。
追加ソフトNode.jsやPythonなどが必要かは連携ツール次第です。すべてを入れる必要はありません。
試すデータ空の練習図面か、扱ってよいデータのコピー。初回は読み取りだけの操作を選びます。

ローカルとリモートの違い

方式接続の考え方確認すること
ローカル(stdio)AIアプリと、同じコンピューターで起動するMCPサーバーが標準入出力でやり取りします。AIアプリがローカルプロセスを起動できるか、必要な実行環境とパスが合っているか。
リモート(Streamable HTTP)AIアプリが、MCPサーバーのHTTP接続先へアクセスします。正しい接続先、認証、CAD側へアクセスする仕組みが用意されているか。

リモートのMCPサーバーに接続できても、それだけで手元のPCのCADに届くわけではありません。CADへ処理を渡す連携部分が、どこで動くのかも確認します。

最初の依頼は、範囲を小さく

現在の練習図面の画層名を一覧で取得してください。図面の変更や保存は行わず、取得に使った操作名と結果を示してください。

画層一覧を取得する操作が提供されている場合の依頼例です。まず手作業で調べた値と比べます。自然な説明が返ることより、実際の図面と一致していることを確認しましょう。

つながらないときは、順番に切り分ける

症状次に見るところ
操作一覧が表示されないAIアプリの接続方式、起動コマンドやURL、認証、MCPサーバーのログ。
操作一覧は見えるがCADの情報が返らないCADの起動状態、対象図面、CAD連携部分の導入状態と対応年版。
数や名前が想定と違う別の図面を参照していないか、対象が選択範囲・モデル・レイアウトのどれか。
読み取りはできるが変更できない変更操作が提供されているか、権限・確認設定・ロックなどの条件。

図面を変える処理へ進む前に

対象の図面、図形の範囲、単位、変更後の値を具体的に指定します。削除や上書きは実行内容を確認し、確認や取り消しをどこで行えるかを先に調べます。AIの返答だけでなく、CADの表示やプロパティでも結果を確かめましょう。外部へ送る図面情報は、業務のデータ取扱ルールに合わせます。

たとえば、こんな使い方

練習図面に線を2本、円を1個描き、図形数を取得する操作があれば結果を比較します。件数が3でも、対象が全図面なのか選択した図形だけなのかを確認しましょう。

実務で試す:導入条件を1枚にまとめる

使っている環境と、連携ツールの説明書を並べて確認する課題です。

  1. CADの製品名・年版・OSと、AIアプリ名を記録します。
  2. 連携ツールの公開元、対応環境、起動方法、必要な追加ソフトを控えます。
  3. 最初に使う読み取り操作を1つ選びます。
  4. 未確認の項目に印を付け、導入する前に説明書や管理者へ確認します。

ここまでできたら確認してみましょう

対応条件を確かめられない項目が残っていれば、まだインストールへ進まず確認します。接続後の最初の目標は、練習図面の情報が手作業の結果と一致することです。

練習用の例です。図面のコピーを用意して、今の設定を控えてから試しましょう。CAD実機での検証は未実施です。

つまずきやすいポイント

別の連携ツールの設定例をそのまま貼り付けると、実行ファイルの場所や接続方式が合わないことがあります。手元の製品と、説明書の対象環境を同じかどうかを確認します。

うまくいかないときは

AIアプリとの接続、MCPサーバーの起動、CADへの連携を分けて調べます。製品名・年版・OS・操作名・エラー全文を控えると、どの部分で止まったか説明しやすくなります。

公式資料・確認範囲

資料確認:2026-10-11。操作は主に MCPの基礎 / CAD・AIアプリ・連携ツールの対応条件は個別確認 を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。 操作例は編集部作成で、CAD実機での検証は未実施です。