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実務LISP・自動化

指定レイヤーをまとめて自動作成するLISP

結論

CR_LAYERSで3つの名前付き画層を作る学習用LISPです。色や線種は設定せず、作成後にLAYERで確認します。

こんな人向け

案件ごとに同じ画層名を入力している方。LISPの最初の実務例を試したい方。

基本を理解する

使用前:必要な画層名を毎回1つずつ入力しています。使用後:1回のコマンドでWALL・DIM・GUIDEの作成を依頼します。同じ名前の画層が存在する場合は増やさず、その画層を使います。Newオプションなので現在画層を切り替えません。既存画層の色・線種を標準化する処理ではありません。

操作手順

  1. 新規の練習図面で、現在画層と画層一覧を確認します。
  2. 以下のコードを読み、.lspをダウンロードします。
  3. APPLOADで読み込み、CR_LAYERSを入力します。
  4. LAYERで3つの名前と現在画層を確認します。同じコマンドをもう一度実行し、重複しないか確認します。

実際の例

新規図面を始めるたびに補助線用のGUIDEを作る手間を減らします。最初は画層名の作成だけに限定し、色や線種の基準は会社の規則を確認してから追加するのが確実です。

実務で試す:画層がある図面でも確認する

3画層を新規作成するだけでなく、既存の画層がある場合に設定を意図せず変えないかを確認します。

  1. 空の練習図面で実行し、WALL・DIM・GUIDEの名前を確認します。
  2. 別のコピー図面では同名画層の設定を記録してから実行します。
  3. 実行前後で現在画層と既存画層のプロパティを比較します。

結果の確認ポイント

この例は名前の作成を目的とし、色・線種・線幅の統一までは行いません。実際のCADで結果を確認してから社内の命名規則に合わせます。

学習用の例です。まずコピーした図面で試し、現在の設定を控えてください。CAD実機での検証は未実施です。

コード

cad-rescue-layers.lsp
; CAD Rescue - layer names only
(defun c:CR_LAYERS ()
  (command "_.-LAYER" "_New" "WALL,DIM,GUIDE" "")
  (princ "\nCheck layers with LAYER.")
  (princ)
)

.lspファイルをダウンロード 無料・実機未検証

この1行は何をしている?

  1. 1行目:セミコロンから後ろはコメントで、実行しないメモです。
  2. 2行目:CR_LAYERSというコマンドを定義します。
  3. 3行目:ダイアログではない-LAYERを実行します。_Newへカンマ区切りの画層名を渡し、最後の空文字で操作を終了します。
  4. 4行目:LAYERで結果を確認するよう、コマンド欄へ表示します。
  5. 5行目:戻り値の表示を抑えます。
  6. 6行目:定義を閉じます。

インストール・実行方法

  1. .lspファイルをダウンロードし、テキストエディタで内容を確認します。
  2. 練習用のDWGを開き、APPLOADからファイルを読み込みます。許可された信頼できるフォルダを使い、セキュリティ設定を無効にしないでください。
  3. コマンド欄に CR_LAYERS と入力し、画面の指示に従います。
  4. 作成した画層名、既存画層の状態、現在画層をLAYERで照合します。

カスタマイズ方法

WALL,DIM,GUIDEの文字列を社内の命名規則へ置き換えます。区切りのカンマは残し、二重引用符や不正な画層名の文字を含めないでください。

対応CAD・動作確認バージョン

CAD仕様上の対応条件このコードの実機確認
AutoCADAutoLISP対応版未実施
AutoCAD LTWindows版2024以降(機能制限あり)未実施
BricsCAD製品・版・関数ごとに要確認未実施
DraftSight製品・版・関数ごとに要確認未実施
IJCAD製品・版・関数ごとに要確認未実施

LISP言語に対応していても、同じコードの動作を保証するものではありません。Mac版LTは上記Windows版の条件に含みません。

よくある失敗

このコードは実機未検証です。業務図面のコピーでテストし、既存画層の色や線種が変わるコードと誤解しないでください。ファイルは学習・実務で無償利用・改変できますが、成果は保証しません。

それでも解決しない場合

ロード時のエラー、CADの版、実行時のコマンド欄を確認します。会社の読み込み制限がある場合は管理者へ確認し、セキュリティを無効化しないでください。

公式資料・確認範囲

資料確認:2026年10月4日。操作は主に AutoCAD / AutoCAD LTのデスクトップ版(Windows) を想定。資料の対象年はリンクに記載しています。画面や選択肢はバージョンで異なる場合があります。 掲載コードのCAD実機テストは未実施です。